退職代行で即日退職は可能か?
退職代行は、お客様自身が会社を辞めたい意思を使者として企業側に伝えるサービスです。
そのため、このカテゴリの業者に料金を払い契約をすると、怖い上司のいる会社に行かなくても担当者と人事担当者などの間で退職に向けた話が進められる形となるのです。
したがって退職代行サービスを利用した場合、即日退職というよりも、その日から会社に行かなくて良くなるという流れが一般的となります。
退職代行業者を使っても即日退職が難しい理由
退職手続きを完了させるには、今まで勤めていた会社にお客様自身が退職届の提出をする必要があります。
そのため、この書類が企業側に届かない限り、会社の方でも退職に向けた各種手続きが進められなくなってしまうのです。
ちなみにお客様の抱えた退職の意思伝達を業務内容とする退職代行サービスでは、退職届などの代理作成などの仕事は請け負っていません。
したがって、業者の担当者によって会社を辞めたい気持ちが上司に伝わったとしても、即日退職できるケースは少ないと捉えた方が良さそうです。
有給消化をしてから退職完了になるケースもある
ちなみに一般的な退職代行業者では、お客様が有給消化をしてから会社を辞めたい想いを企業に伝えることも可能です。
この希望が受け入れられた場合、労働者の権利である有給休暇をしっかり消化してから、退職日を迎える形となるのです。
そのため、一般的な退職代行サービスの事例の中には、最大で20日たまっていた有給休暇を使うことで、会社に仕事を辞めたい申し入れをしてから退職日まで、自宅待機をするイメージで手続きが進められていく事例も非常に多く見受けられます。
また次の会社への転職などを予定していてなるべく早く退職したいときには、退職届の記入や寮からの引越しといった準備をしっかりおこなっておくことも必要だと言えそうです。