会社を辞めたいと思う理由は人それぞれ違いますが、上司からのパワハラが理由で退職したいと考える人は少なくありません。
ここではパワハラが原因の退職についてまとめてみましょう。
パワハラが原因で退職することを会社に認めさせよう
パワハラがひどいので退職するという人は非常に多いです。
ただ勢いだけで転職してしまうと、パワハラをした相手に認めさせることができません。
パワハラが原因で退職したことを会社に認めさせなければ、失業保険や退職金などで損をしてしまうことがあります。
退職理由をパワハラが原因の会社都合にすることが大切です。
パワハラが原因で退職した場合、会社都合退職になるため、失業保険の給付日数などに違いが生じます。
自己都合退職の場合は、給付までの待機期間が7日間に給付制限期間が3か月あり、給付日数も90~150日です。
一方、会社都合退職の場合には、待機期間は7日間で、給付日数も90~330日となっています。
失業保険だけではなく、退職金にも自己都合と会社都合では違いが出ますので、必ず会社都合でやめるべきでしょう。
パワハラを認めさせるためには?
では会社にパワハラがあったことを認めさせるにはどうすればよいのでしょか?
いくつかのポイントをまとめてみましょう。
1つ目はパワハラの証拠を集めることです。
パワハラが原因であったことを証明するためには、実際にパワハラを受けたことが分かる証拠がなければいけません。
例えば、ボイスレコーダーの録音や、医師の診断書は非常に効果的です。
ボイスレコーダーはいつ、どのように行われていたかを示す大きな証拠となります。
医師の診断書もパワハラによる症状であることを記載してもらうとよいでしょう。
2つ目に、パワハラ相談窓口に相談することです。
パワハラの証拠を集めたら、社内もしくは社外のパワハラ相談機関に相談します。
自分の置かれている状況を、第三者に伝えて知ってもらうことが大切です。
パワハラ相談をしたら、会社にパワハラを理由に退職する旨を申し出ましょう。
一身上の都合による自己都合退職と言ってはいけません。